プラモデルを作ってみた


事のはじまり

なんというか気まぐれでプラモでもやってみようかと思い立った。
ゴールデンウィーク中に日替わりでゲストを呼んでラジオをしたりしていたのだけど、最終日に呼んだ人がプラモの話をしてて、若干影響されたのと気まぐれが重なったというところだろうか。
これまでの経験から言って途中で飽きるだとか、理想と現実の狭間に悩んで修正の手間にくじけて放り出してしまうとか、そういうルートはある程度みえていたが、せっかく興が乗っているので車のキットでも買ってくることにした。

キットの購入

とりあえず近隣のビックカメラのおもちゃ売り場に行ってプラモを物色するも、そもそも車のキットがほとんど売っていない。そもそもガンダムとミリタリーにあまり興味がないので車をチョイスしたわけだけど、皮肉にもあまり売り場が広いとは言えなかった。
もう少し選択肢が欲しかったので近隣の模型店を探し、そちらに向かってみることにしたが、こちらは打って変わって品数が豊富だった為、欲しいものを見つけることができた。あと、最低限必要だろうと思ういうことで接着剤も購入。
キット
Twitterに画像を上げてみると「いきなり車は無謀だ」とか「ある程度プラモを嗜む自分でも車はなかなか手が出ない」だのとのリプライが飛んでくる。
ただ、今回はもしかしたら途中で投げるかもと思いながら買ったので、そこまでは気にはならなかったが下手を打ったのかと多少の不安は募った。

組み立てるに際して

どうせ途中で飽きるだろうし、塗装までやるのかという葛藤もあったが、どうせ店のポイントがあるからという事でその足でビックカメラに再度向かい、購入したキットの説明書を見ながら最初の方に使う色を探し、塗料と筆のセットを買ってくる。しかしながらキットはタミヤ製の物なのでタミヤカラーという塗料の指定しかなく、店にはMr.カラーという塗料しか並んでいない。よく分からないので赤白黒などの原色に近いものを選んで帰路に着いたのである。
買った物1
帰って買ってきたものの写真を上げたら「それは上級者向けの塗料だ」とか「扱いが難しい」とか「車とか無謀な」なんて意見がまた飛んできて熱したドラム缶に水をかけたかのようにベコベコに凹んで行くのであった。

組み立て始めたが

組み立て始めてみたが、当初の目論見は甘く早速足りない色が出てきて先に進めなくなる。別に本気じゃないから場合によっては色なんか塗らなくていいかなどと、どの口が言っただろうか。結局不足した色についてネットで対応表などを見ながらなんとか近似色を探し、メモを取りつつ三度ビックカメラに足を運ぶ羽目になるのである。

説明がわからん
この時分からなかったのがX-11:1+X-12:1の表記。結局X-11とX-12という塗料を1:1で混ぜて使うとフォロワーに教えてもらった。
なんとなく字面から想像もつくのだけど、本当にその解釈で合っているのかが分からないのが不安を誘うので教えてもらえることが本当にありがたい。勢いで進めて取り返しが付かなくなるのもプラモの難しいところだと思う。
そんな話も踏まえて塗料を見繕った。
追加塗料
これでも足りない色はあるのだが、滑り出すことができた。3時間作業の後、仕上がったのが下記画像。

初日の成果
シートに至っては色があまり乗らず、この後何度か重ね塗りをしていくことになった。
正直プラモデルを組むというよりは色を塗るくらいの事しかしていない。人によってはここで挫けてしまうのでは。

2日目

接着剤わからん
また説明書で分からないところが発生する。
接着剤を塗らない指定があるが塗る指定はないのだが、これは特に指定がない場合は接着剤を付けるでいいとの事だった。なるほどわからん。

やっと1個
不慣れなこともあって2日目はこのパーツを組み合わせるだけに終わった。とは言っても塗ることに時間を取られるので、進んでないように見えて進んでいる。亀の歩み。

筆が良くない
一方、どうせそんなに本格的にやるわけじゃないんだからと適当に買った筆に不満が出てくる。毛先が纏まらず細部が塗りづらい。

溶剤
あと筆を洗う溶剤の交換時が分からない。これは小さい瓶にあけ変えて使うと便利だとか、先にティッシュ的なもので筆を拭いてから洗うといいなどのアドバイスをもらっていたので、これでも効率のいい汚れ方なんだろうとは思う。溶剤はこの後ティッシュに染み込ませ一晩屋外に放置したらカラカラに乾いたのでそのまま捨てた。ちなみに瓶は100円ショップで極力小さい物をえらんできた。
このあたりでキット完成まで行けるのではないかという道筋が見えてきたように思う。その結果が次の日……。

3日目

近所の店で見つからない色の塗料や、シートの色のノリが悪かった事反省と今後ボディの塗装をする時に使うサーフェイサー(下地処理するもの)、その他あったら便利そうなものを通販で頼んでおいた。今回はヨドバシカメラのポイントを利用して揃えたのであまりお金は掛かっていない。 筆と筆のコンディショナーは最初にキットを買った店に貰ったサービス券などを駆使して、仕事の昼休みなどに調達した。 そう、キットの完成が見えてきたからもう少し必要なものを買ってもいいだろうとの事だった。
追加購入 いい筆
筆に至っては見るからに質が違うのが分かるし、使い勝手も見違えるほどだった。この辺からだいぶ沼ってきたような気がする。

ツールボックス タオル
家にあったキムタオルも筆を拭く際に便利だったので利用。

2日目の成果裏側
早速シャーシにサフを吹いて下地処理をする。他のパーツも組み上がってきて結構進んできたような実感が出てきた。

現時点の成果1現時点の成果2
この記事を書いてる時点での進捗はこんな感じ

話のまとめとか

実はプラモの組み立て日記を書きたかったわけではなく、初心者の目線から感じ取ったものを残すのがこのページの目的であったので繰り返しになる部分もあるが軽くまとめると。

  • 車は難しい部類に入る(組み立てよりも塗装面で)でも多分車はボディが全て。ボディに全力投球すべし。そこを踏まえると車はボディがとにかく難しいだけでプラモデルとしての難易度は低いのではないだろうか(組み立てる部品は少ない)。ガンプラとかの方が継ぎ目消しとかそういうのが面倒くさそう。
  • 塗料は薄め液で2倍程度に希釈して使う。しかし塗料の種類によって扱い方が異なる。
  • この記事で出てくるMr.カラーはシンナー系の溶剤で希釈。似たような形の容器に入ったタミヤカラーはアルコール系の溶剤で薄める。なので塗料皿は必須。最初は原液のまま使ってました……だって誰も教えてくれないんだもの。 2枚目の画像に映ってるサーフェイサーなんかはエアブラシ用でそもそも筆で塗るものではないらしい。そんなの知らんて。あとサーフェイサーはよく分からないなら1000という数字が付いた物を買うといいらしいです。そんなの知らんて……。
  • 説明書の説明書が欲しい。というか本当にその解釈で合ってるかの後押しが欲しい。ネットやSNSを駆使したり、近隣に教えてくれる人がいればいいだろうけど、そうで無いなら初心者が思い立って簡単に始められないように思う。
  • 過去に電子工作などをやっていたり、プラモデルを組んだことがあるため流用できる道具も豊富だったことから初期投資を抑えることもできた。本当に0から始めるとなるとコストがかかりすぎるのでは。上記だけでポイント利用を考慮しないと1万円程度掛かっている。この時点でまだボディ塗装用のスプレーやクリアーなどは買っていない。多分欲を出さずにある物で作ればコストはもう少し抑えられると思うけども、仕上がりに影響するし、最低限塗料代は掛かる。
  • 完成後に見えないところはどんどん楽をしていくべき。接着後見えなくなる部分や、ボディで隠れてしまう部分などはどんどん手を抜こう。あくまで完成が目標である。かっこよく綺麗に作ろうという姿勢は大事だけど肩肘張りすぎると挫折する。
  • 散々道具は揃えたけれども、これが完成した後に次のキットを組むかは分からない。組み終わった翌日に次のを作り始めてるかもしれないし10年後かもしれない。しかし1度道具類が揃ってしまえば2個目のキットへの敷居(揃える道具のコスト)がだいぶ減り手が出しやすくなる。
  • 1個目に自分の好きなものを選ぶのがいいのかはよく分からない。モチベーションは続くかもしれないけど、腕が未熟なので出来上がりの理想と現実のギャップに死にそうになるかもしれない。上手くなった頃にもう一個同じのを作るといいのかも。
  • 教えてくれる人がいるから戦える。
  • こんなところがプラモデルを組んでみて感じたところでしょうか。

    揃えるよさそうな物 ※Adblock等を導入していると正常に表示されません。

    プラモデルを組む環境を整えてみて、便利だったり必須だった物とか必須だった物、模型クラスタに教えて貰ったオススメ等をまとめ、書いていこうと思います。塗料とかサーフェイサーは省きます。

    筆類

    カーモデルに関しては細い物の方が勝手がいいように思える。安い筆は上述の通り結局安物買いの銭失い的な感じになってしまうので、最初からこれくらいのグレードの物を選んで置くのがいいようだ。たぶんタミヤのセットを買っておけば間違いないと思う。ちなみに一番右の筆が最高グレードの物らしく予算が許すなら間違いないらしい。あと一番左の文盛堂の筆にももっと上のグレードの物があるみたいです。

    筆のメンテグッズ

    ブラシエイド(公式サイトリンク)は塗料の種類を問わず使える万能洗浄液らしく、筆の寿命も長くしてくれる優れものだそうです。今日買ってきたけど結構汚れの落ち具合が凄い。ボトルの底がデコボコしており、そこを使って汚れを落とすとのこと。汚れを落とし終わったら水で筆を洗うそうです。その後に右の筆用コンディショナーを塗って保存しておけば間違いないと思う。噂によるとブラシエイドはこの商品と中身は大差ないとか。1個目はボトル代と考えて次買うときはこっちの方がいいかなぁとか思ってる。

    塗料を扱うための道具

    最初は塗料を薄めると知らず原液のまま塗っていたので必要なかったのですが、薄めると知ってしまったら皿が無い事には混ぜることができない。値段もたいしたことないので用意しておくべき。スポイトは塗料を吸い取る為の物では無く、あくまでも薄め液を扱うために使う物のようです。

    乾燥させるときに使う物

    塗料を塗ったところを手で持つわけにも行かないので、このステーションをつかって乾燥させます。多分ほぼ必須。ステーションに4本ネコの手が付いてきたので、多分カーモデルを組む程度なら追加の手は要らないかも。ちなみにステーションは猫の爪とぎで代用出来るそうです。しかもそっちの方が安い。100円ショップのワニ口クリップと竹串で自作も可能だとか。検索すると結構情報が出てきます。

    カッター類

    パーツを切り離す用のニッパーと、切った部分を整える為のカッター。前者のニッパーはあまり使ってないと言うこともありますが10年くらい前に買っていまだ現役です。でも正直この辺はプラモデル用の商品にこだわらなくてもいいんじゃないだろうか。個人的にはKnippexのニッパー(めっちゃ高い)とか欲しいし、カッターもOLFAとか買っておくのが無難なのではとか。カッターで整えたところをさらにヤスリがけするといいらしいけど、最初からそこまで本気出してると疲れると思います。他の人がどうかはともかく自分はそう。

    接着剤

    早く溶けて早く乾いて強度もいいらしいです。接着剤も使い分けがあるらしいけどこれで間違いないとか。

    クリアー

    塗料の話はしないと前置きしたけどこれだけは紹介したかった。普通のクリアーと違ってUVカットなので数年後にクリアーが黄ばんでこないらしいです。効果の程は実際に確かめたわけではないのでなんとも言えませんが、本当なら普通のクリアー噴くよりもいいんじゃないでしょうか。

    その他

    ライト
    最近インスタ映えを狙って買った撮影用の照明が案外役に立っていて重宝している。これを三脚に取り付けて作業スペースを照らすと塗装時に影で死角になってる場所がよく見えて塗り漏れが見つけやすくなる。まぁこのライトを使う必要はないが、手元を照らせる物を用意しておくと効率よく作業ができると思う。

    ACアダプターは別売りなので秋月電子あたりで見繕うといいかもしれない。

    終わりに

    シアン
    そんな感じでプラモデルに手を出してみての感想とか、初期投資とか最初に揃える物の話でした。都心だともう少し簡単に道具も揃えられるんでしょうけど、そうでないと通販も駆使しないと難しいのではないかなと。まだ地元では専門店がいくつかあるのでなんとかなりますが、全国チェーンの様な店ではプラモデル自体の取り扱いはあっても塗料まで扱ってるような店は殆どありません。別にプラモ人口を増やしたいとか、布教したいなどの意図はありませんが、始めようと思った人がこの記事を元にスムーズに環境を揃えて貰えると嬉しく思います。私もこれを書いている時点では完成に至っていないので、なんとか最後まで完成させたいところです。また、今回のことで道具が一通り揃ったので、これまで手を出しづらかったガレージキットなどの購入の敷居も下がるのではないかと考えています。どちらにせよ財布的な問題以外はマイナスになることは無いと思っているので、今後プラスに働いてくれる場面が訪れることを祈りながら、プラモの組み立てに戻らせていただきます。

    2018/5/18


    [TOPへ]